オールオン4寿 命
従来の治療法よりも寿命が長い
インプラントは治療の進歩によって成功率が向上し、上顎で95%、下顎で99%を誇ります(正しく治療を行った場合)。
初めてインプラント治療が行われたのは1965年のことです。ブローネマルク博士により、現在と同じチタン製のインプラントが歯科治療に応用され、その患者さんがお亡くなりになるまで、40年以上機能し続けました。
このことにより、現在主流となっているチタン製インプラントは、長期的に使用できるものであることが証明されていると言えるでしょう。
しかし、治療が成功しても、何もせずに機能を維持できるわけではありません。寿命を伸ばす(長く機能させる)ために、患者さん自身で行うメンテナンス、プロによるメンテナンスも必要になるのです。
オールオン4の寿命
オールオン4を含め、インプラントは10年の累積残存率がおよそ90%です。10年経過した時点で、1割は何らかのトラブルにより失敗しているということになりますが、インプラントを10年以上機能させることは可能です。
先にも紹介した通り、世界初のインプラントは40年以上使い続けることができましたし、当院理事長が初めてインプラント治療を行った患者様は、約30年経過した今も問題なくインプラントを使用し続けています。
正しい治療と適切なメンテナンスを行うことで、オールオンフォーの寿命を伸ばすことは可能なのです。
寿命を伸ばし、長く使っていくにはメンテナンスが必要
オールオン4などインプラントを使い続けるためには、メンテナンスが必要になります。歯や歯肉のクリーニング、噛みあわせのチェックなどを行い、口の中が清潔で、インプラントに負担をかけない咬合を維持することがインプラントの失敗を防ぎます。
歯周病予防の重要性
自分の歯(天然歯)が1本もないから、歯周病にならないということはありません。インプラントにも歯周病に似た、細菌感染が起こります(インプラント周囲炎)。
インプラントは天然歯よりも、細菌感染に弱いと言えます。天然歯には防御機能がありますが、インプラントにはありません。そのため、天然歯よりも徹底した歯周病予防が必要になるのです。
インプラントに細菌が感染してしまうと、インプラントは脱落します。セルフメンテナンスだけでなく、歯科医院で定期的にメンテナンスを行い、徹底した歯周病予防を行うことがオールオン4の寿命に大きく影響してくるのです。
咬合調整の重要性
インプラントに負担をかけない正しい噛み合わせの調整が、寿命を伸ばすためには必要です。
天然歯であっても、噛み合わせのバランスが悪いと、一定の歯に大きな負担をかけてしまいます。そして、このアンバランスは虫歯や歯周病のリスクを高め、歯の寿命を縮めてしまいます。
しかし、インプラントの場合は天然歯以上に噛み合わせのアンバランスが与える影響は大きく、骨吸収を促進してインプラントの脱落を招いてしまうのです。咬合による負担を分散させて、インプラントに過度な力がかからないようにするのはもちろん、それに加えて口の中を清潔に保つことによって、骨吸収・インプラントの脱落を防ぐことができます。
治療の成功とメンテナンスで長期的に機能します
当院では、安全性の高いインプラント治療のために、技術の研鑽と設備の充実に努めております。
当院では正しい治療に合わせたメンテナンスを行うことにより、生涯自分の歯のように噛むことをサポートしています。
理論に基づいた正しい噛み合わせ調整
口の中だけをみて、正しい噛み合わせに調整することはできません。また、経験や感覚のみで行うことも困難です。
当院では、ドーソン咬合理論に基づき、口の中だけでなく顎の位置なども考慮して、正しい噛み合わせをつくります。
トラブルがあった場合も10年間無料で保証
メンテナンスを十分に行っていた場合でも、何らかのトラブルによってインプラントが失敗する可能性は否定できません。
当院では、メンテナンスを十分に行うという条件はありますが、インプラントに問題が生じた場合には、無償で対応いたします。万一の時の十分な備えがあるため、安心してお使いいただけると思います。